どうしてむし歯になるの?

むし歯の原因

むし歯の原因は3つあります。

むし歯の原因の説明図

「脱灰」と「再石灰化」

私たちの歯の表面では、毎日「脱灰」と「再石灰化」が繰り返されています。

脱灰

脱灰の説明図
  • 歯の表面は、硬いエナメル質で覆われていて、その表面をプラークが覆っています。
  • この中にむし歯菌(ミュータンス菌)がいて、大量の酸を発生すると歯の表面からカルシウム・リンが溶け出ていきます。
  • これを脱灰といいます。

再石灰化

再石灰化の説明図
  • 歯の表面から溶け出たカルシウム・リンが、液唾液の作用により中和され歯の表面に再び戻ります。
  • これを再石灰化といいます。
  • 脱灰-再石灰化の過程には、特にプラーク(歯垢)中のフッ化物が影響しており、フッ化物濃度が高い部分では、再石灰化が促進されるとわかっています。

口の中のpH(ペーハー)の変化

食事、間食によるプラークpHの変動のグラフ
  • 普段口の中は,pH6.8とほぼ中性です。
  • 食事をとると急激に酸性に傾き脱灰が起こります。
  • 唾液により中和され20分ぐらいでもとに戻りますが、間食が多い場合、酸性にさらされている時間が長くなるため、むし歯になる危険性が増大します。
  • だらだら食べることと、寝る前の飲食は危険ですので注意しましょう。
歯の表面の状況の説明図
  • 間食を多くとるようになると、プラークの下の歯面で「脱灰」が進み、「脱灰」と「再石灰化」のバランスが崩れて、元に戻らなくなり、むし歯になってしまいます。

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり支援課 歯科保健係

住所: 950-8570 新潟市中央区新光町4番地1
電話: 025-280-5934 ファクシミリ: 025-285-8757

更新日:2019年03月27日