事業所で歯と口の健康のために取り組んでみませんか?(リーフレット)のご案内

事業所で歯と口の健康のために取り組んでみませんか?

●歯と口の健康は全身の健康状態に関連する

・自分の歯が多い人は寿命・健康寿命が長く、要介護状態でいる期間が短い
・歯を失い、入れ歯を使用していないと、認知症発生リスクが最大1.9倍
・歯を失う大きな原因である歯周病は、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞、誤嚥性肺炎、早期低体重児出産等、全身の様々な病気に関わっていることが明らかになっている

●歯と口の健康は全身の健康に繋がることから、管理することで歯科のみならず医科医療費も減少する

■事業所で「歯・口の健康」に取り組むことは、従業員の全身の健康増進・パフォーマンスアップに繋がり、ひいては医療費の負担軽減にも繋がります!

○当県で実施した「おとなのデンタルヘルスサポート事業」における企業モデル事業の結果等を踏まえ、事業所で「歯・口の健康」に取り組むことの重要性や取り組みのヒントを掲載したリーフレットを作成しました。御自由にコピーしてお使いください。

リーフレット(表面)
リーフレット(裏面)

※下記をクリックするとダウンロードできます。

おとなのデンタルヘルスサポート事業(企業モデル事業)について

新潟県は昭和56年に子どものむし歯予防の取組を開始しました。

それから約40年にわたり、県は県歯科医師会、大学、県教育委員会等と連携を図りながら、全国に先駆けて、学校等における集団フッ化物洗口や、学校と歯科医院が連携したむし歯予防対策を積極的に推進しています。

その結果、12歳児の8割以上は、永久歯のむし歯(治療済みも含む)が1本もありません。

しかし、青少年期以降の歯や口の健康づくりは個人の努力に任されており、6024・8020(※)達成者の割合は全国よりも低い状況です。

  そこで、働く世代に口腔衛生習慣が定着するよう、学生や事業所を対象に、実態調査や効果的なアプローチ方法の検証を行うこととしました。

(※)
6024(ロクマルニイヨン):60歳で24本以上の歯を保つ
8020(ハチマルニイマル):80歳で20本以上の歯を保つ

1 事業内容

(1)事業所における歯と口の健康づくりに関するアンケート調査

●県内1,000事業所を対象に、事業所における従業員の歯と口の健康づくり等に関する取組の実施状況及び取り組む必要性の認識等を調査しました。(2019年6月)

・調査内容:事業所における歯や口の健康づくりの取組状況・必要性の認識、その他の健康づくりや健康管理に関する取組状況、モデル事業への参加希望

●健康づくりの取組の実施状況

・歯科保健の取組を行っている事業所は約2割・・・他の取組と比較して実施率が低い状況

●実施している歯科保健の取組内容

・歯科保健の取組を実施していると回答した事業所のうち、取組割合が高い項目は以下のとおり

1位:リーフレット等の配布やポスター掲示
2位:食後の歯みがき
3位:研修会や健康教室の実施

●歯科保健に関する取組実施に必要なもの

・歯科保健に関する取組の実施に必要なものは以下のとおり

1位:ノウハウの提供
2位:従業員からの要望/歯科健診等の実施に関する法的な義務づけ
3位:歯科健診や講演会等の実施に関する補助や助成金等の財政支援

(2)事業所におけるモデル事業

●11事業所を対象に、下記の内容について実施しました。(2019年)

・従業員に対するアンケート、歯科保健に関する研修
・口腔ケアグッズ※の設置(1か月間)
※歯ブラシ・デンタルフロス・洗口剤・キシリトールガム 等

●モデル事業協力事業所一覧
事業所名 所在地(市町村)
学校法人金城学園 金城幼稚園・保育園 南魚沼市
社会福祉法人報徳福祉会 ひまわり保育園 三条市
パートナーズプロジェクト社会保険労務士法人 長岡市
有限会社松海 津南町
新潟文化自動車学校 新潟市
株式会社Tenico 長岡市
株式会社クローバフォー 十日町市
株式会社ノースライン 十日町市
あしなが保険株式会社 五泉市
株式会社バイオテックジャパン 阿賀野市
有限会社みなと調剤薬局 佐渡市

 

2 モデル事業の結果

●昼食後に歯みがきを行う人、歯みがきを1日3回以上行う人が有意に増加
●歯間部清掃用具を使用している人、歯科健診に行っている人の割合も増加あり

モデル事業に参加した事業所からの意見・感想等

●グッズを置くことで、職場での歯科の話題が増えた。歯科受診のきっかけになった従業員もいる。
●同じトイレを使う別部署の人まで関心を持ってくれた。
●健康診断の一環として、今後歯科健診も取り入れていきたいと思うようになった。
●年に1回でも歯ブラシの支給ができれば、口の健康への意識が継続できるかと思う。
●(多くの事業所の状況として)手軽に使える「洗口剤」と「キシリトールガム」が、口腔ケアグッズの中で人気だった。

3 事業実施の様子

○口腔ケアグッズの設置

○口腔ケアグッズ使用の様子

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり支援課 歯科保健係

住所: 950-8570 新潟市中央区新光町4番地1
電話: 025-280-5934 ファクシミリ: 025-285-8757

更新日:2022年02月03日